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2008年4月

2008年4月21日 (月)

自作PHPA七号機のコト

6v01_2相変わらずのA47に、電池分圧の電源部を組み合わせたモノ。

ケースは4作目と同じタカチSW-95。

元々3V駆動の小さなAmpを組むためにと思って用意しておいたiBasso T2にも使われているというAnalog DevicesのAD8616ARZの低電圧駆動のテストを3V~6Vで試したみたところ、やはり3Vより6Vの方が魅力的に鳴ってくれるので、3V駆動版への前哨戦的に組んでみたのが今回の作。

6v02 単4を4本並べると006P一つより随分幅を取り、ケース内の半分は電池に食われます。

基板が小さくなってしまうため、Op-Ampを使った分圧回路だと電解コンを入れるスペースがあまり取れなくなるので、以前、あゆた屋のあゆたさんに教えて頂いた電池分圧を試してみた次第。

これは偶数本を直列に繋げた電池の中点から仮想グランドを取る方法なので、両電源の回路としては最もシンプルなように思います。

その分、電池がヘタって電圧が下がってくると、正負のバランスが崩れやすく、オフセットが出たりするようですが、6V程度だとオフセットが出てもたかが知れているのと、単4の容量だと電圧が落ちきるまで使わなくても、結構な稼動時間は稼げそうなので、まあ、大丈夫かなと。

6v03_2 黒い電解コンはルビコンの超低ESR品で6.3V820uF、左端の一つだけある紫色っぽいのは三洋OS-CONの6.3V220uFです。

電源部は電解コンだけで済んでいるのでシンプルな構成になってますね。

電池分圧の電源部は「え?、こんなに簡単で良いの?」と思ってしまうほどにシンプルなんので、出てくる音もそれなりなのかと思ってましたが、実際聴いてみると、予想をはるかに超える勢いと張りがあり驚きました。

6V駆動のA47は、2作目のCard-Case Ampと同じような構成なのですけど、抵抗分圧の2作目とは比べ物にならないくらいに元気よく鳴ってくれています。

AD8616の性能にも助けられているのでしょうけど、006Pの9V駆動に比べて、やや音は薄味になるものの、駆動時間はだいぶ伸びるので、外に持ち出すにはコレの方が使い勝手は良さそうで、なかなか気に入ったモノができました。

Hahpa070a476v 今回は回路図も書いてみたので、一応載せておきます。

初めて書いたモノなので、ちょっと見辛いかもですが、シンプルな回路なんで、たぶん間違いはないはず。

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2008年4月20日 (日)

六号機完成前のコト

自作PHPAが溜まるにつれて、それぞれにちゃんとした名前があるワケでもなく、自分の中でも収拾がつかなくなりそうなので、便宜上のコードを付けておくことにしました。

今回の6号機をそれ風にコードを付けると、HA-PHA-062となります。

「062」は6号機のバージョン2というコトで、バージョン0と1が実は存在しましたというお話。

Hahpa06004 コレがVer.1の姿、Ver.0の写真は撮っていません。

当然、何も好き好んでVer.2で完成に漕ぎ着けたワケでは無く、Ver.0と1は失敗作でした。

音声増幅部のレイアウトや、入出力のジャック、ボリュームにスイッチは同じで、それぞれ電源分圧部が違います。

Ver.0は、5作目と同じトランジスタのダイヤモンドバッファによる分圧だったのですが、選別もしないで使ったトランジスタにハズレがあったのか、結線が悪かったのか解りませんでしたが、正負のバランスが取れず、9Vを分圧して4.5Vづつにならなくてはいけないのに、+側が3.5V、-側が5.5Vな状態でちゃんと鳴ってくれませんでした。

とりあえず分圧回路がマズいのは確かなので、トランジスタを外してデュアルOp-Ampの分圧に変更したのが、上の写真のVer.1です。

Ver.2とは電解コンの定数とレイアウト、Outputの仮想グランドを別にしていない点が違います。

コレで分圧のバランスもちゃんと取れて、マトモに鳴ってくれると思ったら、分圧は正常なものの、ちょっとの振動でノイズが乗ったり、音が途切れたりしまくりで、とても安定して使える状態ではありませんでした。

ハンダ浮きしている所があるのか、他とショートしかけている所があるのかと、チェックしつつコテの当て直しをしても、状況は改善せず、さらに再現性がマチマチになったりして、結局原因不明。

手直しをしている内に、基板のランドが剥がれたりしてきたので、基板を新しくし、抵抗以外のパーツを移植して、電源分圧部を練り直し、組み直してVer.2となりました。

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2008年4月19日 (土)

自作PHPA六号機のコト

Hahpa06001 自作PHPAの6作目、クワッド(4回路)Op-Amp仕様のA47です。

ケースは5作目と同じでテイシン電機のTB56。見た目が紛らわしいのでLEDの位置を変えて区別化。

A47は音声増幅部で4回路のOp-Ampを必要とするので、シングルのみなら4つ、デュアルなら2つ、クワッドなら1つというコトになりますから、クワッドなら1つで済む分、パスコンや電源ラインの配線が簡単で済むな~、という手抜きな発想による製作ですw。

Hahpa06002 18Vの5作目と同じケースで006P1つの9Vにしたので、ケース内には余裕があり、その分、電解コンを増やしています。1000uFが6本ですから、容量は今までのワタシの作の中では最大です。

電源分圧はデュアルOp-Ampにしたので、Outputの仮想グランドを別にして、4ch化しています。

分圧部のOp-Ampは安価で出力電流の大きめなNJM4580を使用。

Hahpa06003 クワッドOp-Ampを使う利点として、パーツレイアウトをシンメトリにしやすいのもありますね。

デュアルだと、電源ラインが4番と8番という対角線上になってしまうので、左右で対になるパーツが1段づつズレますが、クワッドだと真ん中の4番と11番が電源ですし、回路自体も対面同士が対になっていますので、片側のレイアウトだけ考えれば済んで簡単でした。

パスコンも電源ピンに直接付けられたのも助かりましたし。

ただ、最大の難点は、デュアルに比べると、Op-Ampの種類が少ない事です。

初段、後段の色々な組み合わせを試すこともできませんしね。

と、言いますか、今回TL074、TLC274、LM837と3つのクワッドを用意していたのですが、ちゃんと鳴ってくれたのはTL074だけでした。元々TLC272の音が好きなワタシは、そのクワッド版TLC274に期待していたので残念orz。

回路自体の事をちゃんと解っていないワタシには、他の2つがダメだった理由は解りませんが、デュアル版でも、TLC272は後段では使えなかったコトを、後で思い出していたりorz。

まあ、TL074も悪くないんですけどね、スピード感には欠けるので、打ち込み系だと若干もたつきはありますが、透明感のある余韻は良く、ピアノやアコギ、女性ヴォーカルは中々綺麗に鳴ってくれます。

低域も電解コンの容量が大きめに取れているせいか、量はしっかり出ます、ただ、質的には、もうちょっと締りが欲しかった所で、ちゃんとオーディオ用を使えば、違った感じになったかもですね。

音的には、それなりに満足したモノになったのですが、このAmpはちょっと問題を抱えてまして、何故か電源を入れてから右chの音が出るまでに、左より10秒くらい遅れます。電源を切るときは、わずかな差ですが右が先に落ちます。

音が出始めてからは、特に左右の偏りがあるワケではなく、ちゃんと鳴っているようにワタシには感じられるので、実用上はさして問題はないものの、どこか結線がおかしいのでしょうね、一応見直しはしたつもりなのですが、今のところ原因不明です。

ココに至るまででも結構トラブル続きだったので、その辺のお話は次回にでも。

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2008年4月18日 (金)

自作PHPA伍号機のコト

Tb56_amp_ver101 自作PHPAの5作目、18V駆動版A47です。

今まで電源スイッチはボリュームに内蔵しているモノか、単3電池フォルダの付属のモノを使っていたので、この手の自作品では割と一般的なトグルスイッチを初めて使っているのが、外見的には少々目新しい所です。

ケースはテイシン電機のTB-56、サイズは外寸W95×D65×H20mm(カタログ値)。
4作目のタカチSW95に比べて幅で7mm、厚み2mm増し、手に持った感じだとSW95との差は数字以上に大きく感じますね。

電池込みの重量は前作の100g程度に対して5割増の約150g、まあ006Pを2つ入れるとこのくらいになってしまうのは致し方の無いところです。

Tb56_amp_ver103 006P2つにスペースを取られ、基板サイズは小さめ。

省スペース化のために抵抗は通常の1/4w品から、小型の1/6w品に今回はしています。

パスコンはスペースの関係で積セラのみ。

電源分圧はトランジスタを使ったモノにしてみましたが、スペースの有効活用ができず、電解コンは1000uF/16Vが2つしか入れられなかったのが少々悔やまれる所です。

音の方は、やはり9Vに比べて電圧アップの恩恵は大きく、ノリの良い曲を聴くには勢いと厚みに違いが感じられます。9Vと18Vを交互に聴き比べてみると、18Vから9Vに変えた時に、一瞬テンポも遅くなっているような錯覚を感じる程に。

ただ、このアンプはちょっと音のエッジが立ち過ぎなような粗さもあり、ソースによって聴き疲れしやすいので、あまり使っていなかったり。(ただ単に鳴らし込みが足りないのかも)

今回のは、とりあえず18V駆動を試してみたくて、駆け足で組んでしまった所があり、少々練り込み不足だったかなと。

ワタシの手持ちで最も高価で一つしかないAD8620を充分に鳴らすのは、やはり18V駆動が良いようなので、もうちょっとちゃんとしたものをまた組んでみたいものです。

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2008年4月15日 (火)

自作PHPA四号機のコト

Sw95_amp_ver102 自作PHPAの4作目。

組んだのは今年3月頭頃。

普段Victor XA-HD500とセットで持ち歩いている2作目のCard-Case AMPの音が、3作目の9V仕様の後では一気に色褪せてしまったので、XA-HD500用にと、大きさの揃うケースのタカチSW-95で組んだ9V駆動のA47です。

Sw95_amp_ver101 組み合わせるとこんな感じ。

ケースの外寸はW58mm*H18mm*D95mm(カタログ値)タテヨコはタバコの箱に近く、厚みは5mm程薄いので携帯性は中々良い大きさです。

ケース高さが18mmしかなく、プラスチックの肉厚が2mmあるので、内寸の高さは14mmしかないために、そのままでは006Pの9V電池はまったく入らないので、ケースの肉厚を削り込んで薄くし、006Pを収めるスペースを作り出しています。

それでも東芝のアルカリ等は入らず、少し薄い千石電商で扱っているDLG DLG020-H7Cか秋月電子のGP20R8Hのようなのしか入らないので、出先で電池切れになるとアウトですorz。

Sw95_amp_ver103 ケース内のスペースはCard-Case AMPと同じくらいなのですが、単4電池を4本並べたのに比べて、006Pが1つだとスペースに余裕がありますね。

音声増幅部の回路は今までと同じA47ですが、今回はOp-Ampの電源ラインに、タンタル電解コンデンサと積層セラミックコンデンサでパスコンを追加しています。

電源分圧はレイルスプリッタICのTLE2426を使っています、写真だと見辛いですが、長いのと短い電解コンの間にあるトランジスタと同じ形状のモノです。

3ピンのICなので、省スペース&回路がシンプルで良いなと、ロクに下調べもせずに使ってみましたが、バッファICやOp-Ampを使った分圧回路に比べて出力電流が小さいようで、大人しめの音になりました。

鳴らし始めは低域があまりに出なくて驚きましたが、電解コンが馴染むにつれて、コレはだいぶ解消しました。

また、分圧する手前に1000uFの電解コンが2つ入っているせいか、電源を落としても、電源インジケータのLEDが消えるまでに結構時間が掛かるのが、ナカナカにヘンな所ですw。

写真とは違いますが、現状Op-Ampは初段がLM4562、後段LM6172になってまして、それなりにワタシ好みのバランスになってきたので、普段の常用品になっています。

Sw95_amp_ver104 最後にオマケで中身のみの写真。

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2008年4月 8日 (火)

自作PHPA参号機のコト

01_2 自作PHPAの3作目。

完成したのは今年2月後半あたり。

前作から5ヶ月以上あいてますが、その間何もやっていなかったワケではなく、失敗作と途中で投げ出しの山を築いておりましたorz。

中身はA47にシングルOp-Ampの分圧回路を組み合わせた9V駆動。

02 ケースに使っているのは、自作としてはワリとポピュラーで電子パーツ屋さんで大抵扱っている単3電池ボックスです。

大きさは約5x68x20mm程度とコンパクトで手に馴染みやすいので、自作を始めた当初から使ってみたいと思っていたものです。

サイズ的に普通の006Pの9V電池は高さが足りず入らないので、単4電池2本で3V駆動くらいしか無理かなと思っていましたが、別のネタ用に買った千石電商で扱っているDLG DLG020-H7Cって充電池が東芝のアルカリに比べて薄く、このケースにピッタリと収まるコトに気付きまして9V駆動となりました。

03 前作の反省を踏まえ、極力空中配線を抑えるように組んでいるので、見た目がスッキリしていると同時に、ケースから出してメンテするのも楽になっています。

ボリュームを立てるとケースに干渉するので寝かせていますが、ちゃんと立てて基板に挿すよりも配線がしやすいので、コレと同様の手法をこの後も使うようになりました。

電源スイッチはケースに使った電池ボックスに元々付いていたモノを使ってますが、ケースに合わせて基板側に付けています。この写真だとちょうど電解コンに隠れて見えませんけどね、電源インジケータLEDは後で付けようと思いつつ面倒になって結局そのままです、まあ、電源スイッチにON-OFFが書いてあるから、まぁいいかとw。

さて、肝心な音の方はと言うと、前作のCard-Case Ampと同じA47ながら、駆動電圧と分圧回路の違いのせいか、出てくる音と勢いが全然違いまして、同じ増幅回路を使っていながらの違いをまざまざと実感し、更に深みにハマって行くことになります。

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2008年4月 5日 (土)

自作PHPA弐号機のコト

Cardcase_amp01 2作目のAmpです。

組んだのは初作CMOYの2ヵ月後の昨年(2007年)9月中旬。

通称"Card-Case Amp"

その名の通りにカードケース(名刺入れ)をケースに使っています。

百均ダイソーで売ってる厚型(50枚収納可能)ってヤツで、材質はステンレスのポリッシュ(鏡面仕上げ)なので光り輝きますw。

外見的には今まで組んだモノの中で、最もお気に入り。

何気に寄ったダイソーで見つけて買ってあったモノ。厚みが約15mm程度しかないので薄く携帯性は良いのですが、006Pの9Vどころか単3も入らないので、単4電池4本による6V駆動となっています。

回路はA47というタイプで、電源分圧部はCMOY-Ampの引き写しである抵抗分圧回路になっています。

Cardcase_amp 電池4本でケース内のスペースを半分近く取られたので、レイアウトは結構苦労しました。

AIRさんのお手本があったCMOYに比べ、今回は回路図から自分でパーツレイアウトをする必要があったので、配線のクロスを抑えるのに何度も手書きのマウント図を、書いては破りを繰り返しながら詰めていきました。

Cardcase_amp_2 これでも最小限に抑えたつもりなのですが、空中配線が多くて見苦しいですね。後でメンテの為に基板を出し入れすることを考えると、有る程度のたるみがないと難しくなりますし。

入出力のジャックやボリュームを基板に直付けしないと空中配線を減らせないので、コレ以降の作では、基板直付けのジャックを使用していくようになりました。

コレを組んでから、その後の作まで4ヶ月くらい空いたので、その間Victor XA-HD500と組み合わせて常用してましたが、今となっては、その後の作と比べると音質等は褒められたモノではなく、内部をもっと練り直して作り直したいモノです。

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2008年4月 4日 (金)

自作PHPA初号機のコト その弐

先ず、コレを作ったのは昨年(2007年)の8月中旬でした。

自分では結構前かと思ってたけど、まだ8ヶ月足らずでした。

実はコレの前に一つ失敗作がありまして、部品は揃えたものの、基板に部品をマウントして結線していく要領はまるで解らず、なんとなくぶっつけ本番で組んではみたものの、ウンともスンとも鳴かず、その原因も解らずで破棄。

もうちょっと予習してからじゃないと無理だなぁ、と思いつつググっていて辿り着いたのがAIRさんのCrossoverでのCMOY-Ampの製作講座。

非常に丁寧に製作手順が説明されているので、レイアウトや結線の仕方等をそっくり参考にさせて頂きました。

で、ココのコピーをそのまま作るのでは、いくらなんでも芸ナシ過ぎるので、多少なりともオリジナリティを入れたいと思って捻り出したのがDAP直結仕様のアイディアでした。

Ypu2amp03_2 AIRさんのと見比べると、基板上のレイアウトが、そのままなのが解ると思います。

クリアなケースの方が中身が丸見えで面白いかなと思って使ったケースですが、今となっては空中配線が多くて見苦しいし、余分な空きスペースもあって恥ずかしい限りです。

コレがYP-U2専用となってしまったが故に、結局コレ一つでは満足できず、その後幾つも組んで試行錯誤していく深みにハマって行くワケですorz。

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2008年4月 2日 (水)

自作PHPA初号機のコト

今更こんなモノを改めて公開するのも恥かしいのではありますが、自作PHPAの初号機です。

Ypu2amp01_2  回路的にはシンプルで自作初心者向きと言われるCMOY-Amp。

ただ、ちょっと変わった仕様になってまして、Samsung YP-U2ってDAPを直結して使う用になってます。

ボリュームの右側のジャックが出力部、左側面から突き出たミニプラグが入力部になっています。

接続するとこんな感じ

Ypu2amp02 通常PHPAと音源側の機器との接続に使われるMini-Miniケーブルを省けるとスッキリするかな~。って発想が湧きまして、実践してみた次第。

その変わりに当然ながら汎用性は無く、YP-U2専用に近いです。

初作からいきなり変化球で入ってしまうあたり、我ながらヒネクレモノだなぁ、とは思いますが、コレに至る経緯や製作時に関しては、また後日。

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